ローヌ川の星月夜
ゴッホの色、特に黄色に惹かれる。
黄色のベッドルーム、黄色のひまわり、黄色のカフェ、黄色の家、
そして夜空に輝く黄色の星月。
印刷物では何度も見ている絵だが、実物を目の前にすると息が止まりそうになる。
まずは絵の具の厚みに驚く。
正面から見たり、斜めから見たり、手の届く距離から見ると圧倒される。
ゴッホが一筆一筆絵の具を重ねていった、その時間、その吐息までもが伝わってくるようだ。
そしてその色の深さ。
ガス灯と星の黄色が水と夜空の青緑色と対照的につながり、
知らないうちにゴッホの世界に引きずり込まれていく。
水に映るガス灯の色、これは今私たちが見ることのない色。
その時代のに存在した、あの色なのだ。
そしてそれが本当に水の上でゆらゆらゆれているように見えるのだ。
街を覆う空に大きくきらめく黄色の星たち。
星の黄色はガス灯の黄色とはまた違う。
今夜夢の中であの北斗七星が見れるだろうか。
Starry Night Over The Rhone
Van Gogh wrote, "Often it seems to me that night is more richly colored than day".
The stars burst like fireworks in the transcendent greenish-blue sky, the yellow glow of the city's gas lumps reflected across the water in rippling beams of russet gold descending down to green bronze.
It was my second time to see Gogh's painting.
The first time was at Musee D'Orsay in Paris several years ago,
and this time at De Young in San Francisco.
I lost my word to express my feeling in front of his painting.
The depth of the colors, the contrast of yellow and blue, and his brush strokes are so powerful, yet peaceful.
I felt like I woke up from a long dream.